北へ(2)

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これの続き。まあ、本日の行き先は、タイトルでネタバレ、という話もあるが。おそらく日本最長の盲腸線である。

0500起床。前日の失敗に懲りて、早めに就寝したのが功を奏したか。

321D
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定刻発車。みると、前日後半同一旅程だった3人組がいる。・・・うーん、なんかそんな会話してたから、もしやと思ったら、やはり。

始発から数えて3駅までは普通の閉塞なのだが、これ以降、「電子閉塞」となる。ワンマン運転士、さらに忙しくなる。
0640頃より、峠越え。某小説で有名な、あの峠。確かに、北海道の峠としては、勾配が厳しい方である。だが、キハ40系ならばともかく、このキハ54、あるいは特急車両(261系、183系)には、勾配よりも曲線のほうが厳しいか。

0746、沿線中最も大きな町に到着。鉄道趣味的には、「キマロキ」が保存してある町、といった方が通りが良いかもしれない。また、この駅までが「高速化改良」された区間となる。

ここから運転士交代。以降、一人乗務だ。お疲れ様です。列車番号も4325Dに。徐々に狭まってくる平地をひたすら北に向け進む。

0852、元分岐駅に到着。この地は交通の要衝であり、現在も国道が分岐している。ここで約30分、特急との交換待ち。この駅は、駅そば界では有名駅で、当然食べたかったのだが、営業時間が0930から1500まで。泣く泣く断念。

0920、列車番号を4327Dに変えて出発。ここからは、大きな川の右岸にへばりついた線形を取る。次駅の手前で、シカと衝突。幸いにして、巻き込む様なことはなかったようだが、安全確認その他で8分延。普通列車だが、いくつか駅を通過し、1038、比較的大きな駅に到着。時間調整の停車。ここで遅れを吸収し、定刻発車。

このあたりは、原野であり、また酪農が盛んな地でもある。ようやく日本海と、離島とそこにある山(百名山の一つだ)をちらっと見、
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台地を湾方面に向け下ってゆく。あいにくの天気できわめてわかりづらいが、写真はこのときのもの。
この線の終着の地は、当然、
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ここである。到着は定刻だった。
以前は(といっても、戦前だが)線路はもう少し延びていたようで、また、近年までは、貨物扱いの関係上、側線もあったようだが、現在はホーム1面1線の棒線駅である。
このため、到着した列車は、客の降車終了後、隣の駅まで回送される。また、過走余裕も無いため、低速での走行となる。

で、結局、このあたり
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まで線路が延びていたようだ。この施設、想像よりも大きく、びっくり。また、造形も趣深い。連絡船のために作られたものだが、昭和20年の様々な変化により、休止。現在国際フェリーが別桟橋から行き来している。

この駅の周辺、本当に何もない。もう少し時間があれば、近くの灯台とかまで足を伸ばせただろうが。

特急62Dを見送った後、2時間ほどの滞在で4332D乗車。列車番号が4334Dとなる駅では、
一部で有名なバス会社の営業所
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とか、
昨年以降、一部で注目の施設
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なんかをチラ見(何せ40分近くの時間調整停車だ)して、
別の駅にて61Dと交換し、
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(後ろ姿で申し訳ない)
前日と同様、20時過ぎに帰着。

明日は帰路だが、明日もネタあり。

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