改正鉄道敷設法再び?

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その昔,鉄道敷設法というものがあって,「どの地方路線を建設するか,いちいち議論する(=政争となる)のは面倒」なので,法律の別表に建設すべき予定線を書き込んだ法律を作った.別表も含め「法律」となったことで,後々の政府を拘束することにもなった.

当時法律制定を主導した政友会関係者からすれば,成功だったのかもしれない.

しかし,現代の目からすると,「赤字83線」や「特定地方交通線」の廃止,それらを一因とした国鉄の分割民営化など,かかった社会的コストは決して看過すべきではない.

こういった意味で,法律で政策を縛ることは適切ではない.
それよりも,「冷静」で「建設的」で「科学的・技術的根拠」に基づいた議論を常に続けることが重要である.

まあ,この『「冷静」で「建設的」で「科学的・技術的根拠」に基づいた議論』ができていない現状が最大の問題だが.

# オフトピだが,そういった意味で,「マニフェスト」ってのも大きな問題.
# 少なくとも,実現不可能なものを掲げることは害にしかならないのでやめてほしい.
# まあ,本気で政権を取る気がない,という風に見れば良いのかもしれないが.

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