2012年10月アーカイブ

玄箱T4再登板の巻

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3年ほど前に購入した玄箱T4.職場で使おうとHDDを換装・・・しようとしたのだが,問題発生.最近のメインストリーム容量である3TB×4なのだが,こちらからブートしない.


BUFFALO>> boot
Loading sata 3:1:uImage-2.6.39.buffalo
GPT: last_usable_lba incorrect: 15D50A38E > 5D50A3B0
get_partition_info_efi: *** ERROR: Invalid GPT ***
is_pte_valid: Invalid Argument(s)
get_partition_info_efi: *** ERROR: Invalid partition number 1 ***
** Invalid partition 1 **
ext2load - load binary file from a Ext2 filesystem

こんな感じ.要するにブートローダとの相性がわるいようだ.また,容量が大きくなった関係上,MBRではなくGPTを使わざるを得なくなったことも関係しているようだ.

で,ブートローダのソースを持ってきてごにょごにょしたところ,セクタサイズを512バイト固定長として扱っている部分を発見.

使用しているのは(当然のことながら)4KセクタHDD.このせいでセクタ数が512セクタ比で1/8となり,最終LBA数が合わなくなった模様.

本来ならば,HDDのセクタサイズを検出して正しいセクタサイズをセットするようhackするのが正解だが,簡単にセクタサイズを検出する方法が見つからなかったため,思い切ってエラー検出後のリターンをコメントアウトすることで対処.どうせカーネルをロードさえしてくれたら用済みなのだし.
# 昔々,似たような事をやった経験が・・・.

現在は何事もなかったように稼働しており,Software-RAIDの再構築中.あとは現在のファイルを転送して,本格運用か.

それにしても,まあ,これだけ非互換となる変更を次々導入するHDD屋さんって,なんとも罪作り.

ブートローダの書き換えに関しては,こちらを参考にした.

老いてゆくアジア(大泉啓一郎・中公新書)


なかなかおもしろい本に出会った.

本来の主題は,アジアにおいて日本以上に急速な高齢化が進んでいること,そしてその対策は日本以上に難しいこと,であるが,その前提として「人口ボーナス」とぃう見方が最初に説明され,なるほどと思った.

人口ボーナスとは,出生率の低下に伴う生産年齢人口(15-64歳)の比率の増加が,労働投入量の増大と国内貯蓄の増加をもたらし,経済成長を促進する,という見方である.このモデルで行くと,産業が「労働集約型産業(労働投入量の増大による)→資本集約型産業(国内貯蓄の増加による)」と進化する段階が「高度成長期」であり,それは,各国限られた時期にもたらされる.この時期を上手く利用出来るように各種施策がとられたかどうか,が実際の経済成長を決める.

当然,出生率の低下がある期間以上続くと,高齢化が進み,人口ボーナスの時期は終了する.その段階では知識集約型産業が主要産業を占め,人口ボーナスの時期に成長した経済力を利用して高齢者を養っていくこととなる.大抵のいわゆる「先進国」はこの段階である.

NIES諸国(懐かしい響きだ)はともかく,中国・ASEAN諸国は,この人口ボーナスの時期を使い切る前に高齢化が進行している,そしてそれは日本よりも速度が速いという.中国などは既に65歳人口が1億人を超える状況であり,今後益々増大する高齢者を「あの」経済力で養っていくという,手荒い状況だ.

本書内でも明確な理由は説明されていないが,世界的に出生率は低下していることなど,自分にとっては目新しいデータが示されており,説得力がある.
# 「んじゃ,少子化対策とやらは,無駄なんじゃん」と思ったのは秘密だ.

きちんとした基礎データをもとに議論しないと,どんな「すばらしい」施策も砂上の楼閣なのだから,こういった見方こそ,知らしめるべきではないのかね,マスメディアに関わる諸君.

たまには,仕事関係の話題を.
Modeling Network Coded TCP(pdf)という論文が発表された.

どうも,(ちゃんと読んでない・・・申し訳ない)データをパケットにする時に誤り回復符号みたいな効果があるようにすることで,パケットロスによる再送を減らす,という部分が肝のようだ.パケットロスを減らす事で,NAK->再送と,それにかかる時間(RTT)分の効率が向上するのは確か.で,誤り回復のためのデータ増加のデメリットよりも,パケットロスを減少させるメリットの方が大きい,というシミュレーションの結果を載せているようだ.
# つーか,TCP/NCとはなんぞや?

んーと,TCPは有線のパケットロスの少ないネットワークを念頭に設計されているので,そういった意味では改善の余地有り.けれども,これを利用したからといって,物理層の最大スループットを超えることができるはずもなく,また,再送が多い状態とは,どのみち電波状況のよろしくない,あるいは,大量のユーザが集中している場合なので,正直,想定した「おいしい」状況が実際に起きるか,はなはだ疑問.明らかに,最大スループットは低下するし.


という印象.何度も言うが,真面目に読んでいないので,何か,すごい技術なのかもしれないが.

学生にでも読ませてみようか.つっても,彼らエキサイト翻訳で訳させてそのまま提出してきやがるからなあ.

【記者手帳】92歳の韓国軍元老を反逆者と非難する議員(朝鮮日報)

朝鮮日報は(日本が関係しない限り)まともな新聞.

「92歳の元老」とは白善燁(Wikipedia).個人的には,朝鮮半島の歴史上随一の名将と思っている.詳しくはリンク先参照.とにかく,朝鮮戦争初期の後退戦において,彼の指揮によって韓国軍は何とか戦争当事者にとどまり,また,釜山橋頭堡における防御戦では,インチョン上陸作戦までの時間を稼ぐことによって国連軍介入までの時間を稼ぎ,半島の南半分を実効支配することとなった.
# そのほかの韓国軍は,ゲリラ掃討と称して・・・,など不名誉に事欠かない.
日本で言うと,大山巌(Wikipedia)児玉源太郎(Wikipedia)くらいの感覚か.(といって,どれくらいの日本人が理解できるか,それが不安だが.)

しかしながら,韓国では,彼は不人気らしい.もともと満州国軍の士官であったこと,韓国の歴史教科書に反する,彼の体験した事実を直言している事から,のようだ.その代わり,「韓国併合」反対論者だった伊藤博文を暗殺した安重根は抗日闘争の英雄とされ,孫元一級潜水艦三番艦の名前となるなど,大人気のようだ.伊藤博文が暗殺されなければ,韓国は保護国のまま併合されることもなかったろうに.

国に尽くした偉大な先人を大切にしない事が,ひいてはこれからの世代が国に尽くさなくなる,と思うし,何より「礼節を大事にする儒教の国」の名が泣くと思うが,これが日本に「歴史に学べ」とご高説賜る国の一面なのだ.

日本の「右傾化」

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「海自ヘリ竹島接近」 韓国報道のウソに日本側困惑「韓国の抗議、言いがかり」

20年ほど前であれば,韓国での第一報の時点で,海幕長と当該艦隊の司令と艦長の更迭,その後,統幕議長と防衛庁長官の問責あたりまでなっていただろうが,時代は変わったものだ.
# 一部シビリアンコントロールと絡め問題視しかけたメディアはあったが.

といっても,そのことを憂いているわけではない.ようやく,まともな国になったのだと喜ばしい.

また,韓国が国としてこんなことを行う国なのだということがどんどん明らかになることも,良いことだ.

日韓スワップ延長といい,尖閣問題といい,最近の日本政府は仕事をしている印象.「政治主導」とやらを声高に叫ばなくなったからか.

儒"学"と儒"教"

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林思雲 「中国の民族性から見る中日関係――中国人の"避諱"観念と虚言」

本日の,すっきり.

日本も,同様の思考様式を持っていないわけではないのだが,日本には神より怖い「世間様」という外部の目があるので,ある程度ブレーキがかかる.

宗教や社会通念は100年かからないと改善しないだろうから,この著者の考えるほど"誠信"に対して楽観はできないが.
# 100年とは中国時間で.日本時間だと1000年くらい?

ちなみに,同様に儒教社会といわれる某国は,どうなんでしょうな.

40年選手航空機の後釜

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次期戦闘機F35Aの4機が性能満たさない可能性 政府答弁と矛盾(1/2)

前のF-X(第3次F-X)であるF15Jは高価な機体だったが,当時としては世界最高レベルの制空戦闘機であり,現在まで立派に防空任務を果たしてきた.また,イーグルドライバーたちの練度と,早期警戒機,レーダー網,地上管制の組み合わせにより,航空自衛隊の高い評価につながっている.
なので,F15Jの導入は成功と評価して良いだろう.

翻って,今回のF-Xはどうか.「大本命」とされたF22 Raptorは導入不可.そのほかの候補機は一長一短.ぐだぐだの末に決まったF35A Lightning IIは上記ていたらく.

話題からずれるが,Raptorは言うほど性能が高いか,個人的には疑問.漏れ聞こえる話では,確かに直接的な戦闘では強いようだ.けれども,戦闘機はレース機ではない.有事となったらがんがん出撃する必要があるのだが,飛行ごとのメンテナンスにとんでもなく手間がかかるらしい.これでは,デモ機ではないか.輸出禁止となったのは,「実は(トータル性能では)欠陥機であることがバレるから」なのではないか,と勘ぐりたくなる.

まあ,候補機以外をおとしめてもなんの益もない.で,Lightning IIがやはり間に合いそうにない,と.正確には「機体は納入可能だが,ベータ版」ということ.それも,Lightning IIの任務では想定される状況に適合できないベータ版.

そもそもの原因は,(F15Jの経験からか)空自が「さいきょうせんとうきじゃなきゃやだー」とごねるから,ではないのか.
# 根本原因は,財務省が「定数」とやらで機数に枠をはめるから,なのだが.
今回のF-Xは,40年選手のF4の代替機だ.飛ばすことも危険になりつつある機体の置き換えなのだから,安定して数をそろえられるもので我慢するしかないのではないだろうか.どの機体であれ,少なくとも,今のF4よりはマシだろう.安心して飛べるという一点において.
# 本当に訓練中に老朽化のため墜落とか,あり得る.
だいたい,戦闘機は航空作戦のサブシステムなのだ.個々の機体性能は当然重要ではあるが,決定的ではない.

ということで,SuperHornetはよ.必要であれば,定数増もやむなし.今なら,説得できるのでは?
また,「後のこと」を考えると,ね.
# アメちゃんから中古のでっかい船を買って・・・・・・・・,ってやつ.

# こう言う話になると,EuroFighterを推す輩が必ず湧いてくるのだが,あれは「これから新バージョン開発」なのだ.
# そこまで待っていられない.

で,次のF15Jの置き換え時に,バグだしして安定したLightning IIか,国産開発機でも好きなものを持ってくれば良いのでは?