あれ,あの件どうなったっけ?

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そういえば昔,メディアでさんざん言われていたけれど,今は誰も言わなくなったこと.

・日本,基礎研究ただ乗り論
日米半導体摩擦のあたりに,米国から言われていたような.そりゃ,ショックレー・バーディーン・ブラッテンはベル研だし,日本がさんざん先人から学んできたことは事実だが,物まねすら,トライアンドエラーがなければ自分のものにはなり得ない.
日本企業の中央研究所設立ブームにはつながったが,その後どうなったっけ?日立にはまだあるが.
となりの大陸半島の国を見るにつけ,単に物まねすることすらできるところは少ないのだな,と思うようになった.

・ナノテク
クリントンあたりがぶち上げたはず.
・・・いまどうなったんだろう.
iPS細胞あたりに,その片鱗が残っている,のか?

・成田,アジアのハブ空港失格論
これは,半分当たり.成田は,遠すぎる.羽田ですら,ちょと遠い.ただ,横田空域の問題もあり,羽田・成田とも簡単に発着回数を増やせないので,根本問題は解決していない.
が,これの肝は,「ハブ空港の回りには,多国籍企業のアジア本部が集中する事になるので,それを他に奪われる事は,日本の地盤沈下を意味する」っていう論理だった,と思う.
# NHKでやってた記憶が.

今や,インターネットの発展がその論を上回ったのか,(当時「ハブ空港のモデル」として取り上げられていた)インチョン空港は・・・.もう言うまい.

ということを思い出すと,メディアの未来予測とか,危機感をあおる論は,あんまり信用しなくなる,のだよね.

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