MRJのロールアウト式典を開催
YS-11以来の日本製本格的旅客機.一部には日本製部品の割合を根拠に日本製について疑義をはさむ向きもあるようだが,システムインテグレーションを
どこでやるか,がどこ製かを決める.
仕様どおりに部品を作ることもそれはそれで困難だが,一番困難なことは,仕様を策定すること.今回の開発で様々な経験を積むことができたと思う.
YS-11の最大の失敗は「続けられなかったこと」,今度は続けていってほしい.
Airlineの最近の記事
Japan urges airlines to disregard China air zone rules
防空識別圏ってのは勝手に宣言する性質のものだが,それはこんな挑戦を受けるということでもある.おそらく,嘉手納からは米空軍のF-15C,ひょっとすると那覇からは空自のF-15Jが日本側の設定した防空識別圏内の「パトロール」を頻繁に実施する事になっているはず.
レーダーなどの監視体制,遠方までのスクランブルを実施するアラート体制,これらを継続すること,全てが問われる事となる.
当然,こちらも同様の負担は強いられるが,冷戦時代(様々な意味で)今よりはるかに弱体な空自は,強力なソ連相手に防空任務を全うしてきた.
地道な任務だが,補給は怠りなく,可能な限り人的損耗は押さえて頑張っていただきたい.
富山出張の帰途,NH888がB787にて運航されており,初B787.なのだが,不具合箇所が見つかったとかで,出発30分ほど遅延.搭乗後の情報によると,酸素発生装置の不具合だったとか.まあ,まだ初期不良もあり,整備も慣熟していないから仕方が無いかと.
それはともかく,思ったよりもエンジン(RR製だったっけ)がでかい.遠くからみているとそれほどでもないのだが,近くでみると,でかい.「最近の高バイパス比ターボファンエンジンの推力は大部分初段のファンで得られ,ある意味プロペラ」というのも納得.客室は2-4-2で,普段乗り慣れているA320(3-3)に比べ,当たり前だがでかい.胴体が太いので天井が高く,余裕を感じる.
あと1から2年かけて安定したら,良い機体になるのではないかな.
関係ないが,富山空港には,誘導路というものがないのだね.離着陸時,滑走路を移動して端で180度ターンをするのは初めての経験だった.
寡聞にして知識はないのだが,乗客を乗せての着陸をこの程度の飛行時間で行うものなのだろうか.
一昔前よりもシミュレーターによる訓練に重きを置いているようなので,実際の習熟度がどんなものか,飛行時間のみで計ることは適切ではないだろうが,いかにも少ないように感じる.
事故原因も明らかになるだろうし素人の勘ぐりは控えるとするが,いずれにせよ,なくなられた方の冥福を祈りたい.
アシアナ事故機の操縦士はB777訓練中、飛行時間は43時間アシアナ事故機の操縦士はB777訓練中、飛行時間は43時間アシアナ事故機の操縦士はB777訓練中、飛行時間は43時間