2012年5月アーカイブ

頭がしびれるテレビ

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NHK 頭がしびれるテレビ <終>「GPS 神の目からは逃れられない」

技術解説は微妙。完全に間違いというわけではないが、ちょい違う。

ただし、「みちびき」の紹介と思えば、まあまあ納得。
# ただ、NHKが自分で企画したのか、勘ぐってしまうのは薄汚れたオトナだからか。



宇宙政策の話題

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JAXA法改正への懸念:法は末端から変わっていく(こともある)

3・11後の目で、宇宙とJAXAを見直す
からの話題。とはいえ、「続きはログインして」な記事なので、これらの記事がどういう指摘をしたいのかは正確なところは知らないが。
# 「続きはWebで」以上のいやらしさを感じる。

で、話題になっている法律は、独立行政法人宇宙航空研究開発機構法 (平成十四年十二月十三日法律第百六十一号)(以下JAXA法と呼称する)。要するにJAXAの設置根拠となっている法律である。これの改正だが、国会提出法案(内閣官房)の「内閣府設置法等の一部を改正する法律案」が該当する。新旧対照表参照のこと。実は、JAXA法のみならず、内閣府設置法、文部科学省設置法なども合わせて改正するものである。

これらから読み取れることは大きく2つ。まず、「文部科学省に置かれていた宇宙開発委員会が廃止され、内閣府に宇宙政策委員会が新設されること」。ただし、両者は同じ物ではない。所掌事務が異なる。というか、「宇宙政策委員会」が何をするものなのか、全く書かれていないに等しい、と読める。「宇宙開発委員会」は「JAXAの役員人事の同意」と、「宇宙開発の長期計画の議決」が仕事である、と明確に定められているが、内閣府設置法改正案第三十八条に書かれていることは、「・・・に関する重要事項」とだけあり、内容が見えない。それだけ裁量の範囲が広いということなのか、法律では書けないことなのか、そもそもあまり具体的イメージを持っていないのか。それはともかく、「宇宙政策委員会」は内閣府に設置されることから、宇宙政策が文科省の所管から、より幅広い立場から議論するものと位置づけが変わったということである。

次に指摘すべきは、JAXA法第四条、「平和の目的に限り」を「平宙基本法(平成二十年法律第四十三号)第二条の宇宙の平和的利用に関する基本理念にのっとり」と変わり、第二十四条では「主務大臣が必要な措置を求めることができる」場合を、「宇宙の開発及び利用に関する条約その他の国際約束を我が国が誠実に履行するため必要があると認めるときは」に「関係行政機関の要請を受けて、我が国の国際協力の推進若しくは国際的な平和及び安全の維持のため特に必要があると認めるとき又は緊急の必要があると認めるとき」が加わった点である。つまり、「安全保障に必要な施策も実行してもらいますよ。」と読むべきなのだろう。

全くもって、問題ないというか、さっさと改正してほしい位のものである。あとは、「誰が」「どんな予算で」実行するか、それだけである。

まあ、こんな法律改正が動いていたら、いろんなものが止まるのはやむを得ないか。

# この話題に直接関係ないが、3・11後の宇宙政策―昨日と同じ今日ではないに注文。「私たちが福島第一原発の事故で身にしみて学んだのは、科学技術を専門家だけに委ねてはならない、ということではなかったか。問題があれば、口に出したほうがよい。」といって勉強しない素人がじゃんじゃん口を出した結果、電力不足という事態を現出させたのではないか。口を出すのなら、最低限、関連する法・技術の正しい知識と、責任感を持つ必要があると思うのだが。
# そういった意味では、「大阪市は最悪」とだけ言っておく。

Thinkpad 新モデル発表

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Lenovo Previews Next-Gen Business Ultrabook; Announces Latest Powerful ThinkPad Laptops

全部アイソレーションキーになってしまう模様。とはいえ、アイソレーションキーのThinkpadを使っているが、大して問題だとは思っていない。キーボードのできは相変わらず良好。外見安っぽいEdge11ですら、である。

現行ラインナップで「モバイル」カテゴリなXシリーズであっても、持ち運ぶのはしんどいので、B5サイズクラスで、バッテリ8時間駆動、1kgそこそこなThinkpad、ずっと待っているのだが、・・・WorldWideではニッチな需要、なんだろうな。国際会議などで17インチ・3kgのPC(断じてノートPCではない)を持ち歩く人種だらけなのを見ると。

何とか、出してくれんかなあ。


今年の夏

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関西の電力制限回避、決定 4地域で計画停電準備

これって、某将軍様の国と同じく、電力の安定供給「すら」できない国に成り下がったってことだよね。

某自動車部品メーカーの中の人によれば、今年は自動車業界の休日シフトはやらないみたい。
そういった点からも、去年ができたから、今年も、なんてのは安易な考えだと思うぞ。

北海道も電力足りない地域なのだが、道央はともかく、道東は空調がついている施設が少ない、というか、夏でも暖房必要な地域(主に石油だが)なので、節電余力は無いなあ。
する気も無いし。

つーか、設備があるのに使っちゃいけないって、アホかと。
為政者の電力インフラについての責任感があまりに乏しいような。

悲しいことだが、高齢者を中心に熱中症などでの大量死にでもならないと、流れはかわらんのじゃないか。

障害発生、みたい

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レンタルサーバーが、6時間ほどダウンしたようだ。

当たり前だが、稼働率100%の装置などあり得ない。

・・・・なんだけどなあ。

何事もなく動いて当たり前、を維持するためにどれだけコストをかけているのか、当たり前すぎて認識できない、ってのは、サービスプロバイダ(とそこのエンジニア)にとってあまりに報われないなあ。

・・・あ、別に昨今の世相を皮肉っているわけではないよ。

市場?

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H2Aロケット打ち上げ成功

衛星打ち上げビジネスに「市場」というものはまだ存在しない,と思っている.
そもそも,「市場」が存在するほどに衛星数が増えることは,(電波同様)軌道の割り当てが必要な衛星の性質からいってあり得ない,と.

それでは,なぜロケット技術を保有する必要があるのか,といえば,衛星を打ち上げることができる国がきわめて限られているからに他ならない.そこに価値がある.乱暴に言うと,「自国の衛星を打ち上げる」ためである.他国の衛星など,片手間.

当然,コスト低減の努力は続けられるべきであるが,「自国での打ち上げ費用よりも海外の方が安い」からといって,やめてよい技術ではない.

さらに言えば,一時期の「商業衛星打ち上げ数の伸び予測」が誤っていたことが明らかになっている.

こんな記事を書く記者は,不勉強以外の何物でもない,と思う.


ダイヤグラム

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国鉄列車ダイヤ千一夜

「鉄道ダイヤ情報」での連載をまとめたもの.

これを,このときに読んだので,単線区間でのダイヤ設定に思いをはせたりした.

ダイヤ作成時には,当たり前のことなのだが,車両・運転士・車掌運用,留置線などの設備,乗客ニーズなどすべてを勘案すること,が改めて認識させられた.

B-CASカード終焉?

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まるも製作所さん参照.

第一報はスラド

さて,どのような対策となるのであろうか.

見物である.

北海道でびっくりしたこと

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自衛隊の駐屯地,演習場のある町には必ず「歓迎 自衛隊」の大立て看板があること.それも市町村が建てた物だけではなく,商工会議所なんかが建てたやつも.

ある北海道出身の同僚が「北海道の主要産業は自衛隊だ」とつぶやいていたが,宜なるかな.

そこからの思考過程を思いっきり端折って結論を言うと,「何も努力しない場合,北海道の発展の鍵は今も昔も(そしておそらくは将来も)ロシアとの関係如何だ.非常に悪いか,非常に良いか,どちらかの場合には,北海道の地に価値が生まれる.中途半端であると,見捨てられる.」
ということである.

また,これとは別に,
  • 同じく工業生産額約5兆5千億円(H.17年度) (参考資料)
と考えると,(おそらく)一般のイメージとは異なり,農業だけで食うのは無理.そうすると,
何をしなければならないか,自ずと明らかだと思うのだが,そういう危機感を感じているようには見えないのよね.

これが,今一番びっくりしていること.

# あくまで個人の感想です.

「文明」の地域差

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銃・病原菌・鉄 (上)
銃・病原菌・鉄 (下)

この本は,スペインのピサロによるインカ帝国皇帝アタワルパ拘束の場面から始まる.
数百人のピサロに対し,数万人のインカ帝国.人数の上では圧倒的少数であったピサロが,なぜインカ皇帝を捕らえることができたのか.

おそらく欧州諸国の最初の絶頂の瞬間である.これは,彼らの尺度で言うところの
「文明」がインカ帝国より進んでいたことの現れである.では「文明」の進みは,なぜ地域によって大きな差があったのか.

従来は,「人種論」あるいは「民族論」で片付けられた.だが,この著者は,それ以外の原因が主要因であるとしたならば,何が原因なのか,という視点でこの問いに答えてゆく.

詳細は本書に譲るが,なかなか説得力のある内容である.少なくとも欧州と関わりの深い地域においては.アジアにおいては,少々余計なお世話な記述も散見されるが,大筋においては興味深い.

現代日本における地域的特性と照らし合わせて見ることも有意義ではなかろうか.

なんというか,

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この一年過ごして思うこと.

声が大きい人は議論ができないのであろうか.

議論って,様々な考えを表明した上で,それらの利害得失を評価し,最終的にはある具体的な結論を導き出す,複数人による作業のことだと思っていたのだが.

駄々っ子がわめいてるだけだもんなあ・・・.
まあ,前提とタイムスケールと責任感が合っていないのはわかるのだが,そこが共有できない以上,議論にならんのは当たり前か.

# 何を見て,そう思ったかはあえて伏せる.

GWの思い出

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こんなところへ行ってきた.車で.
_DSC8051.jpg

北見-湧別経由紋別で一泊.オホーツク海沿岸を国道238号でずっと北上.あいにくの霧で見晴らしは良くなかったが,「海と空だけ」という言葉がぴったりの沿線で,適度な道幅とワインディングがまたドライブにはぴったり.

また,平行して廃線跡(湧網線名寄本線興浜南線興浜線(未成線)興浜北線)が残っていることも興味深い.
・・・ただし,「海と空だけ」なので,周辺人口に乏しく,廃線になったのも宜なるかな,と納得.

浜頓別からは天北線区間に入り,国道からは廃線跡が見えなくなる.

そして,どうでしょうバカにはおなじみ(?)の

_DSC8030.jpgこんなモニュメントを見,しばらく走ると,
_DSC8048.jpgこんなものや,
_DSC8063.jpgこんな施設,さらには
_DSC8052.jpgこんな旧跡がある,冒頭の写真の場所に到達する.
ちなみに,案内板はこちらだが,実は一箇所間違いがある.まあ,どうでも良い間違いだが.
_DSC8049.jpgそこでしばらく観光(ちなみに気温3度,なおかつ強風下)したのち,こちらに移動.
_DSC8079.jpg
こちらは天気にも恵まれ,施設も多いせいか,賑わっていた.

こちらも一通り見た後,国道40号経由にて帰路につく.士別で一泊.

本日,国道237号経由で旭川-美瑛-富良野に抜け,国道38号をひたすら走行.珍しい低気圧の襲来で大荒れ.道東道も池田以東は通行止め.釧路管内の海岸線は大時化.一部根室本線も運転見合わせの模様.

とにかく無事帰着.北海道はでかいことを改めて感じた(3日間で一般道累計1000km以上走行.)