40年選手航空機の後釜

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次期戦闘機F35Aの4機が性能満たさない可能性 政府答弁と矛盾(1/2)

前のF-X(第3次F-X)であるF15Jは高価な機体だったが,当時としては世界最高レベルの制空戦闘機であり,現在まで立派に防空任務を果たしてきた.また,イーグルドライバーたちの練度と,早期警戒機,レーダー網,地上管制の組み合わせにより,航空自衛隊の高い評価につながっている.
なので,F15Jの導入は成功と評価して良いだろう.

翻って,今回のF-Xはどうか.「大本命」とされたF22 Raptorは導入不可.そのほかの候補機は一長一短.ぐだぐだの末に決まったF35A Lightning IIは上記ていたらく.

話題からずれるが,Raptorは言うほど性能が高いか,個人的には疑問.漏れ聞こえる話では,確かに直接的な戦闘では強いようだ.けれども,戦闘機はレース機ではない.有事となったらがんがん出撃する必要があるのだが,飛行ごとのメンテナンスにとんでもなく手間がかかるらしい.これでは,デモ機ではないか.輸出禁止となったのは,「実は(トータル性能では)欠陥機であることがバレるから」なのではないか,と勘ぐりたくなる.

まあ,候補機以外をおとしめてもなんの益もない.で,Lightning IIがやはり間に合いそうにない,と.正確には「機体は納入可能だが,ベータ版」ということ.それも,Lightning IIの任務では想定される状況に適合できないベータ版.

そもそもの原因は,(F15Jの経験からか)空自が「さいきょうせんとうきじゃなきゃやだー」とごねるから,ではないのか.
# 根本原因は,財務省が「定数」とやらで機数に枠をはめるから,なのだが.
今回のF-Xは,40年選手のF4の代替機だ.飛ばすことも危険になりつつある機体の置き換えなのだから,安定して数をそろえられるもので我慢するしかないのではないだろうか.どの機体であれ,少なくとも,今のF4よりはマシだろう.安心して飛べるという一点において.
# 本当に訓練中に老朽化のため墜落とか,あり得る.
だいたい,戦闘機は航空作戦のサブシステムなのだ.個々の機体性能は当然重要ではあるが,決定的ではない.

ということで,SuperHornetはよ.必要であれば,定数増もやむなし.今なら,説得できるのでは?
また,「後のこと」を考えると,ね.
# アメちゃんから中古のでっかい船を買って・・・・・・・・,ってやつ.

# こう言う話になると,EuroFighterを推す輩が必ず湧いてくるのだが,あれは「これから新バージョン開発」なのだ.
# そこまで待っていられない.

で,次のF15Jの置き換え時に,バグだしして安定したLightning IIか,国産開発機でも好きなものを持ってくれば良いのでは?

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